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ケータイ・インターネットの歩き方5 「情報発信の仕方編」

更新日時 2013年05月27日

ケータイ・インターネットの普及は、いつでも、どこでも、誰でも、気軽に情報発信することを可能にしました。ケータイを利用している全ての人が簡単にできるからこそ、情報を受け取る相手(=読み手)の気持ちを考えながら、正しく情報発信をする力を身につけることが大切です。 誰かを傷つけたり、読み手に誤解を与えたりするようでは、情報発信力不足。「誰に」「何を」「どうやって」発信すればいいのか、その際、どんなことに気をつけなければいいのか等について、一緒にじっくり紐解いていきましょう。

1.「誰に」情報発信するか

情報発信するときに忘れてはならないのは、読み手の状況や気持ちをふまえること。友だちや家族、それに不特定の多くの人たちへの発信について考えてみましょう。

(1) 仲のよい友だち1人に対して

親友とのメールのやり取りように、読み手が仲の良い友だち1人だけの場合なら、いつものおしゃべりと同じような感覚で大丈夫。ただし、あなたの都合のいいタイミングで発信しているわけですから、相手がすぐに返せない状況かもしれないということは常に意識しておきましょう。あなただって、すぐに返せないときがあるのと一緒です。

(2) 仲のよい複数の友だちに対して

仲良しのメールアドレスを複数並べて,一度に連絡をすることもありますよね。そんなときは、送る人"全員"が読むことを考えて、書く内容や言葉づかいに気を配るようにしましょう。たった一人でもあなたの言いたいことがうまく伝わらないと、みんなのコミュニケーションがギクシャクしてしまうことだってあります。

ちなみに、一度に連絡したい人の中に、お互いのメールアドレスを知らない人がいる可能性がある場合は「BCC」を使って送信します。BCCは、受け取った人には「送り先が見えない」送り方なので、個人情報を無断で教えてしまうというルール違反の問題は生じません。送り先がみんなに見える形で送られる「TO」や「CC」は、送り先の全員が、自分以外の宛先メールアドレスを全て知っているときにだけ使います。電話番号やアドレスの変更を知らせる一斉メールなどを送る際にうっかりしがち、くれぐれも気をつけましょう!

(3) 家族に対して

家族とメールをする場合は、友だち以上に短い言葉でも通じる用事が多いと思います。でも、きちんと伝わらなければ大変な心配をかける可能性もあります。たとえ短い文でも、わかりやすく丁寧に書くようにしましょう。例えば、電車が止まって帰りが遅くなりそうときは、今どこなのか、どういう状況なのか、誰かと一緒なのか一人なのか、といったことをしっかり連絡しましょう。「電車、止まっちゃった~(T_T)」だけでは、状況がよくわからず心配がつのります。家族は、あなたの安全のためにケータイを持たせてくれているのですから、不安にさせない連絡を心がけましょう。

(4) 不特定多数に対して

友だちでも家族でもなく、不特定多数の人に見て読んでほしくて情報発信することもあります。この場合、メールではなくブログやプロフ、コミュニケーションサイトなどを使った情報発信になりますね

この場合に気をつけたいのは、たとえパスワードで鍵がかかっていても、友だちや友だちの友だちなどのメンバー限定であっても、実際には公開されているサイトとあまり変わりがないと思っておくべきだということ。中身を他のサイトでコピーされるという可能性は必ずあるのです。いい人、悪い人、親切な人、意地悪な人、表面的にはいい人でも見えないところで悪用しようとしている人など、いろんな人が見る可能性があることを意識しなければいけません。「この内容、万が一コピーしてばらまかれたとしても大丈夫?」と公開前に読み返すような用心も、サイトでの情報発信には大切なことなのです。

2.「何を」「どうやって」情報発信するか

1では、情報を届ける相手が「誰」なのかという視点から、相手の状況や気持ち、ネットの向こう側にいる読み手への用心など、情報発信の際に気をつけたい点をお話ししました。次は、「何を」「どうやって」発信するかについて学びます。

やってはいけない情報発信の例文をもとに一緒に考えてみましょう。

(1) 自分のことをプロフで

自分自身のこと(自己紹介)を情報発信する場合、よく「プロフ(=プロフィールサイト)」が利用されます。「プロフ」も、ブログやコミュニティサイトの「プロフィール」欄も、個人を特定できる情報を書かないのが原則です。

次の例には本名やメールアドレス、住所や電話番号といった直接的な個人情報は書かれていませんが、あまりいい発信内容とはいえません。何がどうダメなのでしょう?

誰もが気づくのは顔写真です。それ以外にも、本名(名前)が予測できるニックネーム、学校名、よく行く場所、クラスメイトの名前などが並んでいます。これらの情報があれば、学校やお店の近くで待ち伏せし、顔を確認して「あいこちゃん?B組のあやかちゃんがケガをして動けないんだけど、ちょっと来てくれる?」という風に声をかけることも可能です。個人情報を悪用する人たちの中には、連絡先を売買して儲ける人だけでなく、その人に危害を加えようとする人もいるのですから、あなた自身を守るためには、公開前に読み返して「知らない人でもその情報だけで声をかけられる」かどうか確認するクセをつけましょう。もちろん、危ないと感じたら書き直すこと。

趣味や読んでいる本,好きな食べ物やタレントさん、よく見るテレビ番組、将来の夢など、個人を特定できない情報であなたのことを表現するのなら大丈夫です。

(2) 学校のことや友だちのことをメールで

仲の良い友だちとのメールは、学校でのできごとや共通の友だちの話題が多いと思いますが、何を伝えたいかがちゃんと分かるように書きましょう。相手への思いやりさえ忘れなければ自由にやりとりしていいのですが、こんな内容はいけません。

先生や友だちの悪口や陰口、誰かを困らせたりおとしめたりするような「うわさ話」や「作り話」などは書かないようにしましょう。これは、メールに限らず全てのネットを使った情報発信で守りたいこと。特にメールは、相手が消さない限り送った文章が記録としてずっと残る、簡単に転送できる、という点で注意が必要です。

また、メールはストレスを増幅させてしまうこともあるので、どうしても、もやもやしたストレスが抜けないときは、仲の良い友だちと一緒にいるときのおしゃべりで発散しましょう。会えないときは、電話で会話するだけでも気持ちが軽くなります。

(3) 日常のできごとをブログで

身近に起きたこと、感じたことなどを、日記のように書いて情報発信するのに適しているブログ。学校や塾でのこと、友だちのことなどを書くことも多いと思いますが、学校や塾や人の名前ほか個人が特定できる情報や、悪口、うわさ話などを書かないようにするのは、(1)(2)でそれぞれお話したとおりです。たとえふざけ半分で書いたとしても、それがきっかけで先生や友だちが傷ついたり,いじめの原因につながったりするかもしれません。誰かに迷惑をかけないか、誰にもいやな思いをさせることはないか、公開メディアで発信するときは考えなければいけません。

また。ちょっとしたいたずら心で書いたことから、事件やトラブルが起こってしまえば、あなたは責任を問われます。たとえば‥

これは単なる例えですが、読んだ人がリンクを貼ったり転送したりする可能性や、警察に通報する可能性すらあります。また、パスワードで鍵がかけてあるブログや許可した人しか読めないページだとしても、心配した友だちが先生やお母さんに話して大騒ぎになるかもしれません。たとえ匿名でも、事件性が高ければ警察は誰が書いたかを特定します。そのため、実際にやるつもりがなくても、こういった愉快犯的書き込みや犯罪予告で書類送検されたケースも少なくないのです。「みんなが見てる」「コピーや転載ができる」ことを肝に銘じて、誰に読まれても問題ない内容や書き方を心がけましょう。

(4) 思ったこと、感じたことをリアルやつぶやきで

毎日の生活の中で思ったことを、自分のメモ風に気軽に発信できるリアル(リアルブログ)。最近は短文のつぶやきを投稿できるサイトを使う人も増えましたが、いずれも常に「誰かに見られている・読まれている」ことを意識しなければいけません。

それなのに、飲酒や喫煙などを「大人びてカッコイイこと」のように発信する人もいれば、万引きやカンニングなどを自慢げに発信する人もいます。これらはそもそもやってはいけないことですから、そのような情報を発信した結果、停学処分や大会・試合への出場停止処分といった、取り返しがつかない事態を招いてしまっています。

本当は"グラスを持って写真を撮っただけ"だとしても「飲んだ」と書いてしまえばアウト、「飲んだ」と書かなくても、このような写真があれば必ず誤解されるでしょう。

リアルやつぶやきは、あまりの気軽さに「言わなければよかった」と後悔することをうっかり書いてしまいがち。「他人に迷惑をかけること」「他人に嫌な思いをさせること」を書かないのがインターネットのお行儀(モラル)ですが、「自分がダメージを受けること」にならないよう気をつけるのも、重要なポイントです。

3. 表現を工夫する

「誰に」「何を」「どうやって」情報発信するかを理解できたら、次は表現方法についてです。相手に直接届けるメールと、インターネット上で読んでもらうブログ・プロフ・リアル・つぶやき等では、メッセージする内容は異なりますが、伝えたいことが「誤解されることなく」「正しく」読み手に伝わってほしいという思いは一緒です。では、どんな工夫をすればいいのか、何に気をつけたらいいのか、ここで考えてみましょう。

(1) 見やすい・読みやすい

メールでもネットへの書き込みでも、ダラダラとつながった長い文章は見た目が悪いだけでなくとても読みにくく、大事なことが埋もれてしまって伝わりにくくなります。

長くなりそうな場合は、文末で改行をしたり、行間をあけたりして見た目を整えるだけで、かなり読みやすくなります。矢印や記号などを使うことで、文章全体が見やすくなる場合もあります。自分で読み返してみて、見やすい・読みやすい体裁になっているように工夫してみましょう。

(2) 伝わりやすい

どんな文章でも同じで「誰が」「いつ」「どこで」「何を」「どうしたのか」といったように5W1Hを意識して書くと、あなたのメッセージが伝わりやすくなります。また、先に結論をはっきりと書いて、次にその理由や背景を書くようにすることも、言いたいことが伝わりやすい情報発信方法と言えます。

あなたの個人的な考えや予想、あるいは想像を伝えたいときは、「私は○○だと思う」と書いたり、「あくまでも個人的な意見だけど」と断り書きを入れたりして、それが「一般論ではなく発信者の見解」だということがきちんと伝わるようにしましょう。

(3) わかりやすい

読んだり見たりした相手にあなたからの情報を理解してもらうには,わかりやすい内容でないと困ります。うまく情報が伝わらず、ほめたつもりが逆に受け取ってしまったり、冗談のつもりが冗談で伝わらなかったりする場合があるからです。あなたがわかりにくい情報をもらったら困るように、相手もよく分からない情報をもらったら判断に困ります。短すぎる言葉、主語や述語が混乱するほどの長文(例:句読点で延々つながった長い文章)等は避け、意味が分かりにくい言葉や、2通りにも3通りにも受け取れる表現を使ったりしないように心がけしましょう。

また、相手が仲の良い友だちの場合は、文字だけでは伝わらない気持ちを「絵文字」や「顔文字」を使って表すことも効果的かもしれません。仲の良い友だちだから短い言葉でもわかるだろうと思って送ってしまったメールが、トラブルの原因になることもあります。親しい仲でも油断は禁物、気をつけましょう。

(4) 知らない人や目上の人に対しての言葉づかいや気配り

メールやブログへのコメント等で質問するときもあるでしょう。相手が良く知らない人や目上の人の場合、丁寧な言葉づかいで文章を書きましょう。例えば調べ学習の問い合わせをする際は、「はじめまして。私は中学○年生の○○といいます。今、学校でお米の販売の仕方について調べています。お忙しいところ申し訳ありませんが、いくつかお聞きしたいことがあるので・・・」と言ったような出だしで作文するとよいでしょう。学年を書くのは、相手が、どの程度詳しく話せばいいかを判断するのに参考になるから。こういう、ちょっとした気配りも大切です。

また、あなたの都合で問い合わせをしているのですから、返事がなかなか来なくても気長に待ちましょう。期日があるなら「○月○日の×時ごろまでにお返事をいただけるとうれしいです。」と書くのが礼儀で、それまでに来なかったら別の手段を考えましょう。これも見えない相手への気配りです。ブログ等の場合、きちんとした丁寧な文章で書けば、親切な読者の人が代わりにアドバイスしてくれるかもしれませんよ。

4. どの機能を使って情報を伝えるか

ケータイ・インターネットでは、ケータイの多彩で便利な機能を使って、さまざまな情報を発信することができます。ここでは、いくつかの機能を使うときに注意することについて考えてみましょう。

(1) 文字で伝える場合

文字で伝えたいときには、メールやさまざまなサイトへの書き込みを使うと思います。文字だけでは感情や真意が伝わりにくいこともありますから、これまで学んできたように、文章表現を工夫しましょう。絵文字や顔文字で気持ちを伝えることも良いでしょう。

書き込みをする場合は、不特定多数の人に見られてもいい内容・表現・言葉づかいを忘れてはいけません。

(2) 写真で伝える場合

写真で伝えたいときには、メール、掲示板、プロフ、ブログなど、いくつもの方法がありますが、いずれにしても写真の中身に気を付けましょう。たとえ一緒に写っている友だちに許可をもらっていたとしても、一度送ったり載せたりした写真は、取り戻すことも無かったことにすることもできません。データは簡単にコピーや転送・転載ができるのです。十分に気を付けましょう。

また、レストランで料理を写している人をよく見かけますが、本来、許可なく撮影するのはマナーに反する行為です。お店に並んでいる商品を無断で写そうとして、店員さんに叱られた経験を持つ人もいるはず。「撮ってもいいですか?」「ネットで紹介してもいいですか?」とお店の人に声をかける、シャッター音が耳障りになるような静かな場所では遠慮するなどの心づかいが大切です。

(3) 文字と写真を組み合わせて伝える場合

当然、気をつけたいことは(1)と(2)の両方になります。文字情報と写真情報が合わさると、より具体的でわかりやすくなる半面、『2.何をどうやって発信するか』でもお話したように「うっかり」がトラブルや危険につながる可能性も大きくなります。

文章と写真の中身をチェックすると共に、文字だけにしたほうがいいか、写真も一緒のほうがいいのか、しっかり考えてから発信するようにしましょう。

(4) 動画で伝える場合

動画をメールで送ることはあまりないと思いますが、送るときは写真を送るときと同じかそれ以上に中身に気を付けましょう。動画は写真よりもさらに様子や状況が相手に伝わりやすくなるので、良い内容なら問題ないですが、悪い内容なら取り返しのつかないことになってしまいます。自分たちが映した動画ではなくても一緒です。ネットで見つけた残虐な動画を友だちに送ってしまい、それを見た子がショックで精神的なダメージを負ってしまったケースも実際にあります。くれぐれも、注意してください。

また、若い人たちに人気の動画投稿サイトに投稿するときにも、映っている人はみんな投稿をOKしているのか、投稿しても問題ない内容なのか、誰かに迷惑をかけたり嫌な思いをさせたりしないか、著作権などの権利は大丈夫なのか、といったことを十分に考えてから投稿しましょう。

5. 最後に

ケータイ・インターネットを利用すれば、いつでも、どこでも、誰でも簡単に情報を発信することができます。でも、あなたの伝えたいことを相手によりよく伝えるには、これまで学んできたように、相手の状況を踏まえ、何をどのように発信するかを考えることがとても大切です。

スマートフォンが登場して、より便利に、より幅広い用途に活用できるようになったケータイ・インターネット。安全に賢く活用できるか、その逆になってしまうかは、あなた次第です。これからもケータイ・インターネットで相手との人間関係を広めたり深めたりしていけるように、人生のプラスに使えるように、ここで学んだことを実践していってください。

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